白ロム・中古スマホのメリットとデメリットは?


MVNOで使うスマートフォンを新しく購入するとき、白ロム・中古スマホは、格安SIMフリースマホと並ぶ大きな選択肢になります。
白ロム・中古スマホのメリットやデメリット、注意点をご紹介します。


新品未使用品も多い白ロムスマホ

白ロムとはSIMカードが抜かれた状態の端末のことです。
その意味では中古端末も含みますが、白ロム端末は新品未使用のものも多く販売されています

ドコモ・au・ソフトバンク各社の白ロム・中古スマホが販売されていますが、格安SIMで使うなら、ほとんどのMVNOで使える、ドコモの白ロムを選びましょう。

白ロム端末には、AppleのiPhoneもあれば、ソニー、富士通、シャープなどの国内メーカーもあります。国内メーカーのスマホは、ワンセグ、フルセグ、おサイフケータイ、防水機能、高画質手ぶれ補正カメラなど、日本独自の高機能が搭載されています。
格安のSIMフリースマホは中国・台湾のメーカーが中心のため、これらの機能はほとんどありません。

そのような高機能スマホが新品未使用でありながら、かなり安い価格で販売されているのが白ロムの魅力です。価格の変動も大きいため、時期と機種によっては明らかに白ロムの方がコスパがよいこともあります。

例えば、コンパクト端末で人気のドコモの「Xperia X Compact」は、オクタコアCPU、メモリ3GB、ストレージ32GB、防水、おサイフケータイ搭載と、コンパクト型Androidでは最高峰の性能を持っています。しかし、執筆現在、白ロムは、新品でも5万円前後から購入可能です。格安スマホで、同程度の金額を出しても、適当な機種は購入できません。

これは、ドコモが機種変更のキャンペーンとして、当該機種を非常に安く販売したため。こうしたキャンペーンがあると、機種変更のみ行い、売却する利用者が多いため、市場に多くの端末が出回り、性能からは考えられないほどの安値で入手できる可能性があるのです。

 

中古スマホの魅力は圧倒的な安さ

ピカピカの新品でなくてもよいなら、圧倒的な低価格で購入できる中古スマホも狙い目です。
「どうせスマホケースに入れるから多少の傷は気にしない」といった割り切りがあれば、1万円以下での購入できるモデルもあります。

3年前の古い中古スマホでも、1〜2万円のSIMフリースマホと比べるなら、実はスペック的にはあまり変わりません。
中古スマホにはおサイフケータイなどの独自機能もありますし、安さを求めるなら中古スマホも検討してみましょう。

 

購入する店は保証重視で選ぶ

白ロム・中古スマホはAmazonや楽天、ブックオフ、ソフマップ、TSUTAYA、ゲオなどで購入できます。他にも無数に販売店はありますが、大切なのは保証がしっかりした信頼できる店を選ぶことです。

白ロムはメーカー保証期間がどれだけ残っているのかわからないことが多く、中古スマホはそもそも製品保証がないことが欠点です。
ですから、購入したら一部故障していた、といった場合でも、しっかりと対応してもらえる店なら安心です。

また、新品白ロムは元々の契約者の分割払いが残っていることがあり、その契約者が残金の支払いをしなくなった場合、突然通信できなくなる可能性もあります。(通信制限された白ロムを「赤ロム」と言います)

万が一、赤ロムになったとき、全額返金してもらえるといった保証がある店なら白ロムでも安心です。逆に赤ロムになることの可能性について、まったく説明がない店では購入しない方が無難でしょう。

一括払い済みの端末なら、後から赤ロムになることはありませんが、本当に一括払いの端末かどうかも結局、お店を信じるしかありません。

Amazonや楽天では企業だけではなく、個人事業主も白ロムを販売しています。安さだけを考えるのではなく、出品者の評価も確認し、信頼できるお店かどうかはしっかりと考慮するようにしましょう。

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