格安スマホのセキュリティ対策はどうすべき?


freee151108569496_TP_Vパソコンにウィルス対策ソフトを導入することは当たり前となり、Windows8からは簡易的なものが標準で使えるようになりました。スマートフォンにおいては不要なのでしょうか?

 


iPhoneは不要、Androidは検討すべき

まず、iPhoneについては、不要であると言われています。理由として、まずApp Storeの存在が挙げられます。App StoreはApple社の厳格な審査のもとアプリケーションの公開を行うため、危険なものや悪意のあるアプリが混入しづらいのが大きな理由です。

また、本体と基本ソフトであるiOSをAppleが一社で統合的に提供しているため、必要に応じてセキュリティ修正プログラムが定期的に配信され、端末が発売されてから数年間は提供されます。これらをきちんとしている前提であれば、セキュリティ対策ソフトは特に不要と言われています。

ウィルスや不正な攻撃が雨だとすると、セキュリティ上の欠陥は雨漏りのようなものです。セキュリティ修正プログラムは、これを補修するようなイメージといえます。重要性が伝わりますでしょうか。

しかし、比較的安全とはいえ、盗難や不正利用を防ぐため、端末のロックはもちろん、「iPhoneを探す」機能が利用できるような設定をしておくことは必要でしょう。


一方、Androidは積極的に検討すべきです。iPhoneと異なり、良くも悪くもAndroidは自由度が高いため、公式ストアであるGoogle Play以外からでもアプリをダウンロードし使用することができます。こうしたアプリには偽物やウィルスなども紛れている可能性があります。

また、Androidはセキュリティ更新を頻繁に行えません。Googleが発売している「Nexus」シリーズは、更新プログラムが頻繁に提供されますが、それ以外のモデルは、すべてのセキュリティプログラムを利用することができません。iPhoneやNexusと異なり、基本ソフトと端末を設計したメーカーが異なるため、安定性やアプリの対応を懸念してアップデートをメーカーが提供しないことが常態化しているためです。

つまり、Androidの場合は、前述の雨漏りが放置される傾向にあるということです。そのため、別の手段としてセキュリティ対策ソフトを検討する必要があります。

Androidのおすすめセキュリティソフトはこれ!

キャリア契約している場合は、各キャリアがセキュリティソフトを提供していますが、格安スマホの場合は別途調達する必要があります。

有料商品でもよい場合は、やはりセキュリティメーカーの商品がおすすめ。シマンテック社のノートン モバイルセキュリティ、トレンドマイクロ社のウイルスバスター モバイルなどは、ITの世界で名を馳せるセキュリティの総合商社ですので、安心して使えるでしょう。

無料で使用したい場合は、Yahooの提供するYahoo!スマホセキュリティ、LINEの提供するLINEアンチウィルス、パソコンでも無償ソフトを提供しているAVAST社のMobile Security & Antivirusなどがお勧め。

機能や動作の軽さなど、アプリにより使用感が大きく異なるので、色々試してみるのもよいでしょう。