iPhoneでも格安SIMは使える?


日本のスマートフォン端末でシェアが断トツNo.1のiPhone。
どのMVNOでも、そのまま利用できるのでしょうか?

 

 


MVNOで使えるiPhoneには条件がある

格安SIMはもちろんiPhoneでも使えますが、いくつか条件があります。

大手キャリアで販売しているiPhoneは、SIMロックがかけられています。iPhone6S以降のiPhoneは、SIMロックが解除できますが、6以前のiPhoneでは解除できないため、そのまま使える格安SIMを選ぶ必要があります。
つまり、ドコモのiPhoneなら、ほとんどのMVNO(ドコモ系MVNO)で利用でき、auのiPhoneはUQモバイル等のau系MVNO、ソフトバンクは日本通信等ソフトバンク系MVNOで利用できるということです。

6S以降のiPhoneであれば、SIMロックを解除することで、好きなMVNOを選択して利用することができます。ただし、ドコモ、ソフトバンクの場合は、購入者でなければSIMロックを解除できません。中古のiPhoneをSIMロック解除して使用したい場合は、解除済みであるか、auから発売されたものかを確認しましょう。

ちなみに、SIMロック解除が不能な端末でも、「ファクトリーアンロック」という方法で、iPhoneのSIMロックを強制的に解除する海外の業者もありますが、確実に解除できるわけではなく、失敗しても自己責任となるのでおすすめはできません。

 

SIMフリーも有力な選択肢

 

アップルストア等で販売されているSIMフリー版iPhoneを購入して利用するのも手です。
これならどのMVNOで使えますし、最低1年間の保証が付くのも安心ですが、ネックになるのはその価格です。
iPhone 7なら32GBでも72,800円、256GBなら94,800円という価格は、かなり高額です。¥44,800から購入可能なiPhone SEも検討の余地があるでしょう。

最後に、「キャリアにMNPで乗り換えれば実質0円でドコモiPhoneが手に入る!」と考える人はいるでしょうか。
実質0円のためには24か月間、高額な通信料金を払わなければいけないため、結局トータルの金額は、中古やSIMフリーのiPhoneで格安SIMを使った方がずっと安くなります。
ドコモiPhoneがほしいから、ドコモに乗り換える、というのは完全に本末転倒となりますのでご注意を。

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