Point2 条件を整理してプランを選ぶ


point2格安SIM・格安スマホに安さを求めるのは当然ですが、安ければどれでもいいというものでもありません。
まずは自分にとって重要な条件は何か、しっかり整理してから、MVNO・料金プラン選びをはじめましょう。

 


低料金

料金の安さは誰もが重視するポイントでしょう。
単純な月額費用ではDMMやイオンが低価格ですが、利用料金によっては月額費用の発生しない「0 SIM」などもあります。
自分の月間利用通信量から適当なプランとMVNOを選定しましょう。
迷ったときは、キャンペーン内容で選ぶというのもおすすめです。
家で契約しているインターネットプロバイダとのセット割引があるMVNOも、検討してみるのがよいでしょう。

 

高速データ通信容量

高速データ通信の容量をどれぐらいにするかで、料金は大きく変わってきます。
ネットを見たり、メール、SNS、地図アプリの利用が中心の人は毎月のデータ使用量が少ないため、3GBもあれば十分でしょう。
ある調査によるとスマホユーザーの60%以上は、月々の通信量が3GB未満となっています。

外出先で動画をよく見る人は、7GBを超えるプランが適当です。
また、動画や音声配信サービスの通信量をカウントしないプランもありますので、併せて検討しましょう。
メール等が中心でそもそも高速通信が必要ないという人は、毎月500円程度でスマホを使うこともできます。

 

速度の安定性・信頼性

音声通話やデータ通信のエリアは大手キャリアと差がない格安スマホですが、通信速度については若干劣ります。スペック上の最高通信速度は大手キャリアと同じ会社が多いですが、あくまでも理論値のため、まったく参考にはならないのです。

特にスマホの利用が集中するお昼休みと、通勤・帰宅ラッシュ時に速度が低下しやすい傾向にあるようです。それらの時間に動画を楽しみたい人、通信速度は速くないと困るという人は、速度についての定評があるMVNOかをチェックしましょう。

ですが、速度の安定性は使うエリアによっても大きく異なるため、実際には使ってみなければわかりません。まさに企業努力が表れる部分なので、自分が信頼できると思う企業を選ぶのがよいでしょう。

 

端末ラインナップ

スマホ購入とセットで格安SIMを契約するなら、好みの端末を販売しているかどうかもポイントです。
スマホをセットで購入する場合、故障・破損時の修理代補償サービス(有料オプション)に加入できるのがメリットです。ですが、安ければ1万円から購入できるのが格安スマホですから、補償サービスにあまりこだわる必要もないでしょう。
SIMフリースマホ自体はメーカー保証付きですし、ネットや量販店で多くのラインナップから選べます。ドコモの白ロム・中古端末なら、防水・ワンセグ・おサイフケータイに対応した高機能の国産スマホも低価格で揃います。

端末をセット販売しているMVNOであれば、比較的安価に端末を購入することができます。ただし、契約期間に縛りが設けられるケースが多いので、契約条項をよく確認しましょう。

 

即日開通

大手キャリアから番号ポータビリティ(MNP)で格安SIMに乗り換える際、ネット申し込みでは、キャリア契約が解約されてから格安SIMカードが届くまでの最短で半日~3日程度、通話ができない期間があります。
Wi-Fi利用でメールやLINE、ネット閲覧は使えますが、通話ができない期間があるのは困るという人は、ネットで即日開通できる、または、即日開通対応可能な店舗が近所にあるMVNOを選ぶのもよいでしょう。
ただし、店舗では即日開通といっても待ち時間が3時間以上、開通・受け取りまでさらに1時間以上待たされるといったことも多いようです。

 

オプション・サポート

留守番電話やキャッチホンなど、大手キャリアでは当たり前にあるサービスは、MVNOによっては対応していないケースがあります。
また、大手キャリアならスマホの使い方についてショップで直接相談できますが、MVNOは店舗が少ないため、そのようなサポートは気軽に受けられません。
有料で電話のサポートを行っているMVNOもあるため、必要な人は検討してみてください。

 

通話料金

MVNOは、どこも通話料金はほとんど横並び(キャリアとも同じ)です。
しかし、昨今では定額通話オプションも充実してきました。
通話料金の安さを重視したいという人は、通話がほぼかけ放題のワイモバイルをはじめ、オプションを確認しましょう。

ワイモバイルの通話プランについては「電話をよく使うならワイモバイル」の記事で詳しく解説しています。

 

条件が整理できたら、各社の特徴と口コミをチェック

自分はどの条件を重視するか整理できたら、「おすすめMVNO各社の詳細」をチェックしてみてください。
口コミ」を読むのも、失敗しないために大切なポイントです。
実際に使っているユーザーの声は、サイトを見るだけでは気づかないメリット、デメリットを教えてくれるはずです。