ヤマダ電機は、自社ブランドとして、U-NEXTと共同で展開する格安SIM「YAMADA SIM powered by U-mobile」を、4月より「ヤマダ ニューモバイル」として、名称・プランともにリニューアルしました。
DMM並み格安大容量プラン!
今回始まる「ヤマダニューモバイル(Dコース)」では、従来のYAMADA SIM powered by U-mobileと同様、ドコモ回線を利用しています。これまでは、ほぼU-mobileと同一の料金プランでしたが、今回のリニューアルで大きく変更されました。
大きな違いは、新たに常時200kbpsの「シンプルプラン」の提供を開始したこと。音声通話付きでも月1,250円と、低額で維持できます。
また、「10.3GB」「20.3GB」「30.3GB」といった3つの大容量プランを新設。大容量プランは最近のトレンドと言えますが、0.3GBのおまけがあるのが家電量販店らしくてユニークです。10GB以上のプランの料金は、価格競争力ナンバーワンのDMMモバイルとほぼ同程度です。短期間で集中して利用した場合も帯域制限はないとのことですので、使い勝手は良いでしょう。
また、利用料金に応じてヤマダ電機のポイントが貯まるということで、普段から利用している方にはうれしいところ。定番の余ったデータ容量繰り越しにも対応し、将来的には繰り越した容量を家族などでシェアできる機能もリリース予定とのことです。
通話機能付き | データ通信のみ | |
シンプルプラン (常時200kbps) |
1,250円 | 525円 |
3.3GBプラン | 1,600円 | 900円 |
5.3GBプラン | 2,150円 | 1,450円 |
10.3GBプラン | 2,960円 | 2,260円 |
20.3GBプラン | 4,750円 | 4,050円 |
30.3GBプラン | 6,150円 | 5,450円 |
ソフトバンク回線も準備中?!
新プランに(Dコース)と記載がされていますが、これはドコモ回線以外でのプランをスタートさせることを示しています。
実は、ヤマダ電機は、ソフトバンク回線によるMVNOサービスを4月1日からスタートさせると以前に発表していました。おそらく日本通信の提供を受けて実施するものと考えられていましたが、契約がまとまらなかったのかもしれません。すでに日本通信の回線提供を受けたサービスは他社が実施していますので、遠からずソフトバンク回線を利用したコース(Sコース?)の提供が始まると考えられます。
広がり続ける格安SIMの世界で、家電量販店は入り口として大きな役割を果たしています。
特にビックカメラとヤマダ電機は、自社ブランドサービスを展開するだけでなく、他MVNOのブースや格安スマホの取り扱いもあり、ITレベルがそれほど高くない利用者に対して大きな貢献をしていると言えるでしょう。今後も期待が持てます。