Windowsがスマホ界に衝撃を起こす!?


2015-07-29-windows10マウスコンピューターは9日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「MADOSMA Q501A」を発表しました。SIMフリーモデルで2015年内の出荷を予定しています。iOSとAndroidの一騎打ちで、他の追随を許さないモバイルOS。Windowsは第3局となれるのでしょうか。

 

WindowsこそがモバイルOSの始祖?

若い方は意外かもしれませんが、fba4ec5e-685d-4865-9f44-853fafdd608f_15元祖スマホ用OSは、Windows Mobileです。厳密にいうと、Windows CEやWindows Embeddedなど色々ややこしくなるので割愛しますが、日本で一般向けに登場した機種は、2005年にウィルコムから登場したW-ZERO3と言う機種です。
現在と異なり、スライド式のQWERTYキーボードを搭載している機種が多かったのを記憶しています。

PDAと呼ばれるポケットコンピュータにおいてWindowsは成功しましたが、携帯電話の分野ではガラケーに迫ることはできませんでした。
しかし、ドコモ・au・ソフトバンク・ウィルコム・イーモバイルの各キャリアから少ないながらも搭載機種が発売し、盛り上がりを期待する声もありました。
しかしiOS・Andoroidが登場すると流れが一変。豊富なアプリと直感的なタッチパネルは一気にシェアを獲得しました。

これに対抗するように、MicorosoftはWindows Phoneを開発。Windows8/8.1で有名な、タイル調のスタートメニュー「Modern UI」はこの名残です。
しかし、日本で登場したWindows Phoneは2011年にauから発売されたIS12T一台のみ。結果的には惨敗といえるものでした。

どうなる、Windows 10 Mobile

このまま消えゆくかと思われたWindows Phoneですが、PCの世界でも話題の「Windows 10」がスマートフォンとの連携を強化するとし「Windows 10 Mobile」を発表しました。Windows 10 Mobileでは、世界の技術者たちが、AndoridやiOS向けのソフトを、Windows向けに容易に変換できるとされており、Windows Phoneで問題だったアプリが少ないという問題に回答を示しています。

また、なんといってもWindows PCとの親和性が高いのがメリット。事実、VAIO、AcerなどのPCメーカーが国内での端末の投入を表明しています。外部ディスプレイに接続すればPC風の利用もできるようで、ビジネスマンのモバイルPC代わりとしても活躍するかもしれません。

しかしながら、iOS、Andoridのシェアを切り崩すのは楽な事ではありません。米インテル、韓国サムソン、そしてNTTドコモなどの企業が「第3のOS」として開発を進めていた「Tizen」は、いまだ明確な結果を出せていません。PCの世界ではAppleを大きく上回り並び立つ者のいないMicrosoftですが、この世界では簡単にいかないだろうと見ています。


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