株式会社エヌディエスが、、NTTドコモのLTE網に対応するMVNOの通信サービス「Tikimo SIM」の提供を開始しました。音声通話対応や複数SIMでの利用など、さまざまなサービスを自由に組み合わせられるユニークな内容になっています。
SIM3枚でデータ量を分け合える、格安なシェアプラン
「Tikimo SIM」のプランでは、、1枚のSIMカードのみで利用する「シングルプラン」と、最大3枚のSIMカードで通信容量をシェアする「シェアプラン」の2種類が用意されています。
シングルプランは1GBが月額790円~と、競合他社のプランと大きな差異はありませんが、最近あまり見なくなった、常時200kbpsのコース(月額640円~)も用意されてます。
IIJmioを思い出させるシェアプランでは、最大3枚のSIMカードを発行することができ、容量をシェアすることができます。最少容量は3GBとなっており、月額1,680円となっています。
IIJmioの同種プラン「ファミリーシェアプラン」では、最少容量10GB、月額2,560円となっていたため、複数人、複数台での利用をお考えの場合にはお得になるかもしれません。
3枚のSIMに2回線の音声通話付きなど、自由自在
なんといっても特筆すべきは、そのオプションの多彩さです。2種類のプランでいずれも、SIMカードごとに、オプション契約を付与することができます。
・SMS対応(月額140円)
・音声通話対応(月額700円、SMS含む)
・留守番電話(月額300円)
といった通話機能オプションを選択、追加することができます。
これをうまく組み合わせると、家族3回線を非常に格安に持つことが可能です。例えば、最少の3GBシェアプラン(月額1,680円) + 3回線分の音声通話対応(月額700円×3)を合計すると、月額3,780円で3回線を所有することができます。1回線あたりで割ると月額1,260円となり、なかなか優秀な値になります。
3人家族でのご利用で、かつ、個々人の回線使用量が一定でない場合には、効果があるのではないでしょうか。
サービス提供元の株式会社エヌディエスは、岡山県でプロバイダ事業を行っている社員数80名の企業です。(公式サイトより)一昔前は、この規模の業者が通信サービスを全国展開するということは大変困難でしたが、MVNOの流行により、こうしたビジネスが生まれました。発想とサービス次第で全国規模の仕事ができるMVNOは、大変夢があるシステムだと思います。