MVNO各社で加速する即日MNP対応


aeon-mobileMVNOサービスにて、使用していた電話番号を引き継いだ形で、新しい回線を契約できるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)を利用する場合、従来は申し込んでから手元にSIMカードが到着するまで携帯電話サービスが利用できない状態になっていました。

これは、開通作業を行ってからSIMカードが発送されるために生じる状況で、こうした事態を回避するために、IIJなど一部のMVNO事業者が対応施策を取ってきていることは既報の通りでした。今回新たな動きがあり、より即日MNPが身近になっています。

 

イオンで「BIGLOBE」「So-net」が即日MNP可能に

NEC系通信事業者ビッグローブ(BIGLOBE)と、SONY系通信事業者ソネット(So-net)は、全国のイオン213店舗において、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使ったイオンスマホ専用SIMへの即日切り替えが可能になったと発表しました。即日対応が可能な店舗は、イオンのWebサイトで案内されています。

これまでは、MNPの手続きを行ってから、利用できるようになるまで2~3日かかっていましたが、27日からは申込当日から利用できるようになりました。
当日中にBIGLOBE、あるいはSo-netのMVNOサービスへ、同じ電話番号のまま乗り換えられるようになります。

当日対応が可能なイオン店舗は比較的大規模店に限られているようですが、相変わらずイオンの本気度合を感じさせてくれます。

OCNモバイルONEは諸サービスを効率化

また、NTTコミュニケーションズは、提供するMVNOサービス「OCN モバイル ONE」にて、音声通話対応SIMカードをMNPで契約する際に、SIMカード到着後の任意のタイミングでユーザー自身で開通作業が行えるようになりました。同サービスは、「らくらくナンバーポータビリティ」の名称で提供されます。

また、これまで、音声通話対応のSIMカードを契約する場合は、本人確認書類の提示が必要で、撮影した写真をWebサイトにアップロードしなければなりませんでした。
こちらについては、SIMカードの配送時に配送員に本人確認書類を提示するという選択肢が用意されるように変更されています。
その際に利用できる本人確認書類は「運転免許証」「パスポート」「健康保険証」「年金手帳」「外国人登録証」とされています。

各社MNPでのユーザを取り込みたい中、サービスレベルの向上が進んでいるようです。引き続き期待が持てます。


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