IIJが「おうちMNP」を発表


iij-mio人気の「みおふぉん」など、MVNOサービス「IIJmio」を運営するインターネットイニシアティブは、9月16日よりユーザが任意のタイミングで転入作業を行える「おうちでナンバーポータビリティー」を開始すると発表しました。

 

自分の好きなタイミングでMNP手続きを開始

このサービスは、これまで店頭受付でないと即日開通できなかった携帯電話番号ポータビリティー(以下MNP)手続きが、自宅から開通センターへ電話を一本入れるだけで行えるというものす。

具体的な流れとしては、IIJサイトからSIMカードを申し込み→自宅にSIMが届くので、携帯に刺し込む→自分の好きなタイミングでIIJへ電話→数時間後に開通、という流れです。もちろん、事前準備として転出元でのMNP転出作業が完了していることが必要です。

最近では、家電量販店や自前の店舗で、即日MNPに対応する業者も増えてきましたが、大都市に限られており、地方在住者などはオンラインや郵送による手続きを取らざるを得ませんでした。
OCNなど一部のサービスでは、MNP手続き完了までしばらく通信ができない場合もあり、不便なところがありました。
3大キャリア(+ワイモバイル)の店舗では即日MNPが当たり前であったため、こうした点に不満や地域格差が生まれていたことは事実と言えます。今回のサービス開始はこうした不満を解消できるものです。
すでにmineoなど一部の事業者が導入しておりましたが、業界トップクラスの人気があるIIJがサービスを開始したことは大きなインパクトがあります。

 

他事業者の追随にも期待

店頭以外での即日開通が厳しいという状況から、MVNOへの乗り換えを諦めていたという方も少なからずいたことと思います。
固定電話の減少した昨今、携帯電話はライフラインでもありますから、特に災害の多い昨今では躊躇することは無理もないことです。
MNPの即日対応という点から使用したいMVNOサービスを選択できなかったユーザには、朗報だと言えます。特に、IIJはOCNと並ぶ人気プロバイダーですので、嬉しい方は多いのではないでしょうか。

今回のIIJのサービス開始により、OCNなども追随することが考えられます。また、リアル店舗を持たない中小MVNO事業者にも、一定のガイドラインとなったのではないでしょうか。
これをきっかけに、さらなるMNPの促進と競争が生まれることを期待したいと思います。

 


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