銚子電鉄の存続を「OCNモバイルONE」を使って応援!


ocn-mobile-one千葉県銚子市にて鉄道事業を行う銚子電鉄は、12月1日よりNTTコミュニケーションズのMVNOサービス「OCNモバイルONE」の申し込み受付を開始しました。地方鉄道と格安SIM、何の関係があるのでしょうか?

 

 

銚子電鉄の存続を「OCNモバイルONE」で応援

銚子電鉄は、元社長の横領事件など不幸な事情もあり、以前から経営難がニュースとなっていました。10年前の2006年には、電車の修理代を稼ぐために、同社が製造する「ぬれ煎餅」の購入をWebサイトで呼びかけ、電子掲示板やマスメディアの報道により、鉄道ファン以外からも支援を受けるなどの話題もありました。

今回、OCNモバイルONEとの取り組みは、銚子電鉄のこれからのチャレンジを応援するファンクラブ「銚電倶楽部」における取り組みの一環として行われ、銚電倶楽部のWebサイトからOCNモバイルONEを契約することにより、利用料金の一部を銚子電鉄が行うプロジェクトの資金として活用できるというものです。簡単に言うと銚子電鉄がモバイルONEの取次店になり、契約手数料を得るようなイメージです。

プロジェクトには、「沿線に花を植える」「駅舎修繕」「車両のボックスシート導入」など5つのプロジェクトがあり、支援先を選ぶことができます。

なお、NTTコミュニケーションズの子会社NTTレゾナントも本件に関与しており、同社のブランド「goo」が各駅のホームに看板を出店したり、gooにおいて銚子地域活性化のための情報を掲載するそうです。

 

格安SIMでできる社会貢献!

寄付等による社会貢献ができる格安SIMとしては、契約1件につき毎月10円を寄付するMVNOサービス「ハピネスモバイル」や、運営会社の純利益のうち株主配当に相当する部分を、NPO法人へ寄付する「ファンダムSIM」などがあり、本ページでも紹介しました。

しかし、大手MVNO事業者で今までこうした社会貢献的サービスを実施しているところは少なく、OCNモバイルONEという大人気格安SIMが社会貢献サービスを始めたことは興味深いところです。格安SIMの存在意義は価格の安さですから、社会貢献に注力するあまり価格が上がってしまっては意味がありませんが、大手キャリアの牙城を崩すほどに勢力を伸ばす格安SIMにおいては、今後こうしたことも求められてくるのでしょう。

鉄道ファンや、銚子電鉄を普段から利用している方はもちろん、OCNモバイルONEの契約をご検討中のかたも、どうせであれば銚子電鉄サイトから申し込みをすると、少しいいことをした気分になれますよ。


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