ニフティは、提供するMVNOサービス「NifMo」の「NifMo バリュープログラム」に、飲食代金の一部が割引として反映される形式を提供開始しました。
飲食店のアンケートに答えると割引還元
NifMo バリュープログラムは、提携するショッピングサイトでの買い物や、アプリのダウンロードによって毎月の利用料金を割引するサービスです。提携サイトには、Yahooショッピングや、マイクロソフトの公式サイトもあり、使い方次第で非常にお得な料金になることが魅力です。
今回、このバリュープログラムに、飲食店での料金が反映されることになりました。具体的には、NifMoが紹介する飲食店のモニターに応募し、食事をしてアンケート調査に参加します。
その後、飲食代金の一部が報酬として利用料金から割引還元される形になります。対象店舗は全国約1500店舗のレストランや居酒屋、カフェ、ファストフード店、ラーメン店などとされております。還元率は飲食代金の約20~100%で、店舗により条件が異なるようです。
サイトでは具体的な店名は確認できませんでしたが、NifMoトップページにはコスパの良い天丼の提供で有名な「てんや」が掲載されています。てんやについては、先着順のモニターとなっており、応募した先着1000人へ飲食代の100%(上限500円)が還元されます。 サービスのテストも兼ねているのでしょう。
現段階では、飲食店モニターへの参加は抽選制のようですが、このプログラムが恒常的なものになれば、日常的に外食している外勤のサラリーマンなどには大きな恩恵があると思われるので、是非頑張ってほしいところです。
差異化が求められるMVNOサービス
本サイトでも紹介している、利用料金の一部を寄付する「社会貢献型SIM」など、MVNO
サービスを提供する各社は、様々な手法で競合他社との差異化を図っています。
これまで、料金と定額通信量、あとはベストエフォートの通信速度がどれくらい出るかの口コミくらいしか判断材料のなかった格安SIMにおいては、ひとつの面白い流れが生まれてきていると思います。
現状では、OCNモバイルONE、みおふぉんのように、プロバイダと同一のサービスを契約すると料金が安くなるなどのサービスもありますが、今後はMVNO提供企業が行う本業への割引やポイントが貯まるなどのサービスも生まれてくるのではないかと思います。競合があることは、消費者としては望ましいことですので、是非活発な競争と差異化を期待したいと思います。