米Googleは、日本時間9月30日未明、同社の発売するフラッグシップNexusシリーズの新製品「Nexus 5X」と「Nexus 6P」を発売すると発表しました。国内では、Google Playの直販ストアを通じてSIMフリーモデルのみの販売を行います。既に予約を受け付けており、10月下旬に発送される見通しです。
最新のAndroid6.0!

Nexus5X
Nexusシリーズの魅力は、最新のAndroidを使用できること。筆者のNexus7(2012)も、発売から数年が立つにも関わらず最新のAndroidが提供されています。
今回発売の最新機種には、最新のOS「Android 6.0 マシュマロ」が搭載されています。
キャリア製のスマホでは、Androidのバージョンアップはせいぜい1,2回しか行われませんが、これまでのNexusシリーズ同様長期的なアップデートが期待できるでしょう。
5インチ版の「Nexus 5X」は、韓国LGが開発した5.2インチのスマートフォンです。重さは136グラムで、容量が16GBと32GBという2つのモデルが発売されます。
色はカーボン・クオーツ・アイスで、価格は税込み5万9300円(16GB)と6万3400円(32GB)で提供されます。
6インチの「Nexus 6P」は、中国のファーウェイが開発したスマートフォンです。5.7インチのディスプレーを搭載しており、ファブレットといったほうが正しいかもしれません。
重さは178グラム。カラーはアルミニウム・グラファイト・フロストで、内蔵容量に応じて税込で7万4800円(32GB)、8万800円(64GB)、9万2800円(128GB)の予定です。
しかしながら、本稿執筆現在、128GBモデルは、日本国内で購入できません。
SIMフリーのiPhoneに比べれば安価ではあるのですが、少々割高に感じられるかもしれもません。
Googleは比較的低価格に両機種を発売しているのですが、円安の影響で、低価格路線が日本の販売価格に反映できず、割高になってしまっています。
ドコモからも発売!白ロムに期待

Nexus 6P
今回驚いたのは、NTTドコモも上記Nexus5Xを発売することです。かつて、サムソン製のGalaxy Nexusを発売していたこともありましたが、その後は提供されておりませんでした
。3大キャリアがいずれもiPhoneを発売し、依存している状況下では差異化が難しく、切り札的存在として期待されているものと思われます。
ドコモが発売することにより、白ロムや中古機の流通量が増え、MVNOユーザには入手が容易になるというメリットがあります。
また流通量が多くなれば、安価に購入できる可能性も増えます。NexusはiPhoneと並ぶ人気ブランドですので、利用したいユーザーも多いでしょう。今後の動向に期待が持てます。