通話が準定額料金の「もしもシークス」


logo-3ドコモのMVNOサービス「もしもシークス」を提供するエックスモバイルは、データ通信基本料に一定回数の通話料金が含まれる料金プランを発表しました。

 

MVNOでは初となる、通話もお得なプラン

これまで、「もしもシークス」は。他MVNO同様、通話プランについては従量課金のみのものでしたが、今回新料金プランが加えられました。
新しく追加されたのは月額基本料1980円の「基本コース」、同2980円の「あんしんコース」、同3980円の「まんぞく」コースの3種類で、 1980円の基本コースは、容量1Gバイトのデータ通信と1回当たり最大3分・月間30回までの通話を、基本料の範囲で制限なく利用できます。
1Gバイトを超えたときの帯域制限は最大200kビット/秒。また3分以上や31回目以降の通話は、30秒当たり19.9円の通話料が追加で課せられます。
2980円のあんしんコースになると、制限のないデータ通信容量が7Gバイト、無料通話の時間が1回最大5分と増量されます。月間30回の通話回数や、超過したデータ通信速度や通話料は基本コースと変わりません。
3980円のまんぞくコースでは、制限のないデータ通信容量が7Gバイトとあんしんコースと同じですが、無料通話が1回最大10分、月間回数が100回に増量されます。超過後の扱いは基本コースなどと同一です。

筆者の周辺の人間に音声通話の利用状況を聞いてみると、やはり大半の通話は短時間に終わることが多いようです。
また30回という回数ですと1日1回の発信ですから、多くのユーザーが有効に使える範囲に当てはまるのではないでしょうか。
長時間の電話をする場合には、Wi-Fi回線を用いたLINEやSKYPEという手段もありますので、利用スタイルによっては大きな通信費削減になるかもしれません。

 

人気機種が充実

他に同社の強みとして挙げられるのが、販売端末の充実です。他MVNO業者の販売端末は、大半が台湾、中国製であり、国内メーカーの商品はMVNO向けに作られたAndorid(Xperia J1 compact等)のみでした。
しかし、同社の販売ラインナップにはiPhone6、iPhone6Plusや、XPeria Z3、Z3Compactといった、人気モデルやDocomoが専売しているモデルも並んでいます。
同社のサイトによれば”NTTドコモが販売した商品を、当社が独自のルートで調達をしたアウトレット 品となります。”ということでサポートが気になるところですが、人気機種を購入できることは大きな差異点となるでしょう。
 
また、通信料金の1%を途上国に寄付するなど、社会貢献型SIMの要素も持っています。現在MVNOではOCNやIIJといった大企業のサービスが人気ですが、このもしもシークスは台風の眼となるかもしれません。

 


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