ファーウェイ・ジャパンから12月4日、SIMフリースマートフォンの新フラグシップモデル「HUAWEI Mate S」が国内発売されます。同社公式オンラインストア「Vモール」や、家電量販店で販売するほか、MVNOの楽天モバイル、U-Mobileからもリリースが発表されています。
NEXUS6Pよりも高価なハイエンドモデル!
HUAWEI Mate Sの予想実売価格は税抜7万9800円とされています。同じファーウェイ社が作成したNexus6Pは、Googleストアで税抜き7万4800円~で提供されていることを考えると、強気な値付けのように感じます。
しかし、これは無謀な値付けではありません。フルHD解像度の5.5型有機ELを搭載しており、金属筐体にも関わらず7.2mmという薄型ボディーです。次期iPhoneが有機ELを搭載するのではないか、という話題が出ていますが、先を行くスペックです。重量も、iPhone 6s Plusが約192gなのに対し、約156gと大きく軽量です。
他スペックも、指紋センサーの搭載や、1,300万画素のアウトカメラ、3GBのRAM容量、32GBのストレージ容量など、現状のミドル~ハイエンドモデル相当のものとなっています。CPUには、同社の提供する高速CPU「Hisilicon Kirin 935」を搭載しています。
これまで、ファーウェイ社を含む中国メーカーの発売する製品と言えば、低価格、高コストパフォーマンスな製品がほとんどでした。しかし、Nexusブランドに採用されブランドイメージの高まっている現在で、高価格・高品質のハイエンドな商品を送り込んできたものと考えれらます。
女性にうれしい「ナックルセンス」
新しい機能としては、指を折り曲げた状態でもタッチパネルを操作できる「ナックルセンス 2.0」に対応しています。これは、同社のスマホ「P8」に搭載されていた機能が改良されたものです。つま先や指の関節部でもタップできるというのがこれまでの機能でしたが、これに加え、画面に特定の文字を書くことでアプリを起動したり、動画の断片を簡単に切とったりできるようになるそうです。
同社の説明会では有名女性タレントが「マニュキュアが乾くまでの間に便利」とコメントしており、女性へのマーケティングも忘れていないという印象です。食事の準備など、手が塗れたり汚れているときにも便利でしょう。
男女ともに興味を惹かれるMate Sの今後に期待します。