ついに真打登場?LINE SIM


unnamedLINEは、3月下旬に開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」で、モバイル通信事業に参入することを発表しました。NTTドコモの通信回線を利用した「LINE SIM」というサービスで、料金は月額500円から、今夏のサービス提供を予定しているそうです。

 

LINE、SNSが使い放題!

LINE SIMの細部はまだ発表されていませんが、①LINEによるデータ通信②LINEによる通話③ツイッター、Facebookのメイン機能についてデータ通信量にカウントしないというサービス概要が発表されています。MVNOを使用している人の大半は、「外出先ではLINEやツイッターしか使わない」という人ですので、大半の人が最安プランで収まる可能性があります。結果的に、総合的なコストで考えた場合、DMMなどの激安事業者を上回る可能性すらあります。

上記①、②に動画の送受信なども含まれるかどうかは明確ではありませんが、もし含まれるとするならば、相当にお得なサービスです。SNSの動画・画質送受信により「パケ死」する利用者は多いため、メインターゲットであろう若者層には大変な好評を得るのではないでしょうか。

 

音楽配信ノーカウントサービスも予定

その他、基本プランとは別プランにはなりますが、音楽配信サービスのデータ通信量をカウントしないプランの提供も予定しているとのことです。LINEも、定額制音楽聞き放題サービス「LINE MUSIC」を提供しており、多数のCM放送など華々しくサービスを開始しましたが、あまり普及には至っていないようです。もっとも、これはLINEだけではなく、同業の「Google Play Music」「Apple Music」も苦戦している模様。苦戦の理由としては、やはり音楽を再生することによる通信量の増加があるようです。

音楽配信サービスの多くは、ダウンロード機能を持ち、Wi-Fiを用いて自分のスマホにデータを移すことで、通信を発生せず音楽を聴くことができます。しかし、いちいちダウンロードすることは手間であり、趣旨である「様々な曲が聞き放題」というところからすると乖離があります。また、すべてをスマホで完結し、自宅に回線が無い家も最近は多いそうですので、こうした部分がネックだったのではないかと思います。今回のサービス開始で、いつでも、通信量を気にせず、好きな曲を再生できるようになり、このネックを解消できます。これによりさらにLINE MUSICの普及を図るものと考えられます。

すでに生活必須アプリともいえるLINE。老若男女問わず、そのブランド力は絶大です。今回のMVNO事業参入により、さらなる競争を起こしてくれることを期待しています。


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