iOS11の登場でiPhone5/5cはお役御免に


Appleは、米国で開催された同社のイベント「WWDC」にて、最新OS「iOS11」を発表しました。提供開始は今秋の予定です。これに伴い、残念ながら今後の利用が難しくなった端末・アプリケーションが明確になりました。

 

iphone 5/5c、第4世代iPadはサポート終了  

iOS11のプレビュー(事前公開)サイトでは、iOS11にアップデート可能な端末の一覧が公開されています。現行のiOS10を搭載可能で、かつ、iOS11へのアップデートが不可能なのは下記の機種になります。
  • iPhone 5(2012年発売)
  • iPhone 5c(2013年発売)
  • 第4世代iPad(2012年発売

これらの機種は、今後iOSのバージョンアップができなくなるため、欠陥やバグの修正がされず、セキュリティ上危険な状態となります。簡単に言うと、屋根の雨漏りが発生していても誰も直してくれないような状態です。危険を承知の上で利用することはできますが、音楽再生用にiPod代わりにするなどの運用をお勧めします。

のあったiPhone5sは何とか難を逃れましたが、概ね予想通りの結果です。これらに共通するのは64ビット化した「A7」以前のCPUを搭載した端末です。5sのiOS11非対応が噂されて以来、UQ Mobileなどは5sの積極的販売を控えていたようですが、この発表により最後の在庫処分があるかもしれません。

 

32ビットアプリの対応も終了!

もう一つインパクトが大きい発表がありました。iOS11では、32ビットアプリがサポート対象外となります。
 
前項にも出てきましたが、32ビット、64ビットというのは、簡単に言うと処理の単位です。これまで、iOSの登場当初は、32ビットを前提とした環境でしたが、昨今では全て64ビットに置き換わっており、iOS10からは、32ビットアプリを起動すると「いずれ利用できなくなる可能性がある」という警告が通知されるようになっていました。
 
今回の発表により、長らく更新されていないようなアプリは、新しいiPhoneや、iOSを更新したiPhoneで使用できなくなる可能性があります。更新が終了したものの、重宝しているゲームやアプリがある方も多いと思います。そうした場合は、しばらく更新を控えるなどの運用も必要になってくると考えられます。

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