IIJmioからauプランのSIMが登場!マルチキャリア対応に


iij-mioIIJ(インターネットイニシアティブ)は、同社が提供する格安SIMブランド「IIJmio」で、auのLTE回線を利用したサービス「IIJmio モバイルサービス タイプA」の提供を発表しました。2016年10月1日よりサービスが提供されます。

 

IIJmioもマルチキャリア対応に

これまで同社では、ドコモ回線を利用した「IIJmio高速モバイル/Dサービス」を提供していましたが、今回、au回線を利用した格安SIMの追加に伴い、こちらのサービス名を「IIJmioモバイルサービス タイプD」と変更しました。

ドコモ・au、2種類の回線を利用できるようになったことで、契約ユーザーは、利用を希望する端末や、提供エリアに合わせて契約回線を選択できるようになりました。マルチキャリア対応は、mineoに次いで2社目となります。

同一プランで複数のSIMを利用する場合、タイプDとタイプAを混在させたり、両タイプ間で高速データ通信量をシェアすることができます。例えば、家族内でドコモとauユーザがいる場合、みんなでIIJに移行し、端末を使い続けるということもできますね。なお、タイプDからタイプAへの契約変更については現在調整中とのことです。

ただ、利用端末については注意が必要です。今回追加されたタイプAについては、基本的にVoLTEに対応したSIMフリースマホでのみ利用可能であり、かつ、au端末で利用する場合はSIMロック解除を行ったVoLTE対応端末やLTE端末であることが条件となっています。IIJでは利用端末については検証を行っており、その情報は随時公開していくとのことです。

ドコモ回線はさらに上のステージへ

au回線の取り扱いにより、IIJとドコモの関係が希薄になったかというと、そんなことはありません。むしろ強固になっています。

8月下旬、IIJは自社で直接SIMカードを発行できるなど、サービスの自由度がより高い「フルMVNO」となることを発表しています。これにより、データ通信にかかわる加入者管理機能を、ドコモではなくIIJが直接利用できるようになります。SIMの内容を必要に応じて書き換えるなど、より高等なサービスを提供できるようになるため、他格安SIM事業者とは一線を画す存在になるといっていいでしょう。

運営会社が強大なIIJmioならではのサービスといえますが、トップクラスベンダーの実力と、それに伴うさらなる競争の強化を期待しましょう。


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