契約1件につき毎月10円を寄付するMVNOサービス「ハピネスモバイル」が提供を開始しています。
運営は長ーい社名で有名になったあの会社
ハピネスモバイルを運営するのは、埼玉県上尾市に本社を置く「株式会社あなたの幸せが私の幸せ世の為人の為人類幸福繋がり創造即ち我らの使命なり今まさに変革の時ここに熱き魂と愛と情鉄の勇気と利他の精神を持つ者が 結集せり日々感謝喜び笑顔繋がりを確かな一歩とし地球の永続を約束する公益の志溢れる我らの足跡に歴史の花が咲くいざゆかん浪漫輝く航海へ」(以下、あなたの幸せ社) です。
上記は、正式社名で、世界最長の社名としてギネスブックに申請しているようです。昨年10月に「もしもん株式会社」から現社名への変更で話題を呼びました。
SNSやまとめサイトでご覧になった方も多いでしょう。
ハピネスモバイルはあなたの幸せ社が運営するケータイショップ「もしもしモンキー」全20店舗にて取り扱っています。うち18店舗では、即日MNPにも対応しています。
店舗は関東にしかないようですが、近隣にもしもしモンキーがある利用者の利便性は高いと思われます。
寄付ができる社会貢献型SIM
ハピネスモバイルは、auの4G LTE網を利用したMVNOサービスで、「KDDIバリューイネイブラー」のサービス基盤を利用しています。
KDDIバリューイネイブラーは、UQ Mobileブランドを提供しているKDDIの系列会社で、ハピネスモバイルのサービス内容もUQ Mobileに準じています。
月額980円から高速通信が利用できるなどほぼ同一と考えてよいようです。
相違点として、ハピネスモバイル契約1件につき毎月10円を公益財団法人CIESF(シーセフ)を通じて寄付し、カンボジアの子どもたちの教育環境の向上に貢献するということを発表しています。
以前「ファンダムSIM」のご紹介をしましたが、社会貢献型のSIMはこれから増えていくかもしれません。
au系MVNOサービスはさらなる広がりを見せるか
これまで格安SIMといえばドコモの回線を使用したものが多く、au系はごくわずかでした。
しかし、KDDIバリューイネイブラーを通じてサービス提供をするのは、6月16日よりスタートした出雲ケーブルビジョンの「ICVモバイル」に次いで2社目となっています。
今後はau系のMVNOサービス増加も期待できるのではないでしょうか。