Web販売のみでしか手に入れられませんでしたが、一部では大きな盛り上がりを見せていたGooのスマホ。
これまでは、同じNTTグループの「OCN モバイルONE」のSIMとセットで、Gooの通販サイト「goo Simseller」にて購入できましたが、6月末より、ドスパラ、ヨドバシカメラ、ビックカメラの一部店舗でも店頭販売されています。
中身は中国ZTE製
Gooがゼロからスマホを生産した、というわけではもちろん無く、中国のIT企業ZTE(中興通訊)が生産した[Blade]というモデルがベースとなっています。ZTEという名前に聞き覚えが無い方や、文字入力ソフトの情報流出疑惑などから、中国製というところに不信感を持たれるかもしれません。
しかし、ZTE社は元々、NTTコミュニケーションズの法人向けサービスなどにも、レンタル用ルータなどを提供してたメーカーです。あまり気にしなくても良いのではないかと思います。
店頭でも3モデルが購入可能
goo Simsellerでは3モデルが購入できますが、店頭でもこれらすべてが購入可能です。また、必ずしもモバイルONEのSIMカードも買わなくてよいようです。
3モデルとも共通なのは、最新のAndroid「Lolipop」が搭載されていること。大手3キャリアの発売した端末は、今年発売されたモデルでも旧バージョンの「Kitkat」までしか使用できないものがあることを考えると、なかなか優秀です。
さらに、初心者でもスマホを扱いやすいように初心者向けの操作画面が利用できるホームアプリ「gooやさしいスマホ」が最初から導入されています。
最安で販売されているモデル「g01」はgoo Simsellerで1万円の値付けとなっています。解像度が854×480ピクセルと、ふた昔くらい前のスマホ並みになっており、LTE通信もできません。ストレージ容量が8GBと小さいことも難点ですが、値段を考えると充分ともいえます。
売れ筋の「g2」では、解像度が1280×720ピクセルと充分な値です。LTE通信にも対応しますが、ストレージ容量は8GBのままです。goo Simsellerでは2万円の値付けとなっています。
上位機種の「g3」では、見た目はg2とほとんど変わらないものの、ストレージ容量が16GBに増え、処理能力を左右するCPUがオクタコア対応のものとなっています。高速処理が期待でき、大手3キャリアの新型モデルとも充分に戦えるモデルになります。goo Simsellerでは3万円の値付けとなっています。
格安スマホというと、いざ手元に来た際に、うまく動かないのではないか、カクカクして使い物にならないのではないか、という不安を抱えている方もいるでしょう。格安スマホに興味があるのに、そうした部分で二の足を踏まれていた方は、是非この機会に店頭で説明を受けてみてはいかがでしょうか。