攻めるFREETEL、今度は電話かけ放題を他社にも提供


SIMフリーキャリアを自称する同社が、これまではFREETELユーザーのみ利用可能だった「だれでもカケホーダイ」を、3月1日よりFREETEL以外のユーザーにも拡大することを発表しました。

 

 

FREETELはもちろん、他MVNOでも利用可能

今回提供されるのは、電話かけ放題アプリ「FREETELでんわ だれでもカケホーダイ」で、これまでFREETELの利用者が使用できた「FREETELでんわ」をベースにしたもの。

無料で専用アプリをダウンロードでき、プランの申込みをすれば、他格安SIMや、大手キャリアを利用している人でもかけ放題プランを利用することができます。

提供されているプランは、月299円の「1分かけ放題」プラン、同じく840円の「5分かけ放題」プラン、同1,499円の「10分かけ放題」プラン。さらに、月額無料ながら通話が30秒当たり10円と半額になるプラン「たっぷり通話半額」、以上4プランから選択可能です・

また、全プラン共通でアジア・北米・欧州の世界36か国への国際通話も30秒/10円で可能なので、様々な利用シーンで活用できそうです。

 

プレフィックス方式でサービスは多様化

FREETELでんわは、OCNでんわ等の他社サービスと同様、プレフィックス方式を用いています。これは、一度海外等を経由して通話を接続させることで、料金を安くするものです。プレフィックス方式で通話する場合、専用のアプリを使用するか、電話番号の頭に特定の番号を付与するなどの手間がかかりますが、多くの場合、通話品質はほとんど劣化しないので、非常にお得なサービスといえます。

FREETELらしい特色として、1分かけ放題サービスなど低額・小利用の利用者を見込んだプランがあること。例えば、通話相手が大手キャリアなどカケホーダイサービスに入っている場合は、1分以内に用件だけ話し、折り返してもらうなどの運用も考えられます。

以前の記事でOCNでんわのサービス卸が行われることをご紹介しましたが、比較的容易にサービス提供可能なプレフィックス方式ならば、飽和しつつある格安SIMにおいて、サービスを差異化する新たな切り口になるかもしれません。


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