DTIとDMM間での音声通話最安値競争が激化


dti_sim_logoドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が、9月17日に新しいMVNOサービス「DTI SIM」を開始し、一時的にDMM.mobileが独占する最安値の座を一時奪取したことは既報の通り。そんなDTI SIMに、10月29日から音声プランが追加されました。

 

単純価格ではDMMを超えた!

DTIの音声プランでは、1Gバイト(月額1,200円)、5Gバイト(月額1,920円)、10Gバイト(月額2,900円)の3プランがあります。DMM.mobileでは、本稿執筆段階で1Gバイト(月額1,260円)、5Gバイト(月額1,970円)、10Gバイト(月額2,950円)となっており、固定容量プランとしては、最安値の座がDTIに移動しています。

これまで、DMM.mobileでは、他社が最安値を奪うようなプランを発表した際、早々に対抗プランの値下げを発表、最安値を奪い返していました。
今でも、DMM.mobileの公式サイトには、以前と変わらず「全プラン業界最安値」「今後他社より1円でも高い場合はさらにお安いプラン料金をご提案!」と記載されています。今回は、値下げの発表が遅れている印象を受けます。

DTIが月末にプランを発表したことが影響しているかもしれませんが、気になるのは「いよいよ損益分岐点に限りなく近づいたのではないか」という点。
DMMの公式サイトにも値下げについて、「弊社原価を下回る場合は除きます」との記載があり、原価を下回っている、あるいは限りなく近づいているのであれば値下げに踏み切らないのも納得がいきます。

価格勝負は限界?サービスの多様化が求められる

MVNOサービスが雨後の筍のように生まれてくる現在、価格については、かなり競争が過当化しています。
おそらく、薄利多売の世界に踏み込んでいるのではないかと考えます。今後は、端末の値下げでの勝負や、端末補償の無償化など、単純なサービスだけではなく、オプションの価格で勝負するなど、サービスが多様化してくることが考えられます。
特にDMMは、通販、レンタル、ポイントサービスなど様々なサービス展開をしている企業。価格競争のトップとして引き続きの努力ももちろん期待したいのですが、他サービスの連動なども是非検討してもらいたいと考えています


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