今後の主流はコンビニ申し込み?


17495511月10日より、全国のファミリーマート約11,500店舗にて、店舗で購入後に希望のプランを選択できる格安SIMカードの決済用POSAカード「BIC SIM えらべるSIMカード」が販売開始されました。

 

 

BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ、ファミマで販売

これまで、株式会社ビックカメラは、同社の展開する家電量販店「ビックカメラ」にて、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の提供するMVNOサービスを利用し、「BIC SIM」というサービスを展開していました。今回、ファミマ店舗でこのスターターキットを購入できるようになるという格好です。

「BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ」は、購入後、封入されているエントリーコードを専用のウェブサイトで入力します。月額サービスの「音声通話機能付き(みおふぉん)」「SMS機能付き」「データ通信専用」、そして契約手続きが不要のお試し版とも言える「プリペイド」といった4つのラインナップよりプランを選択すると、後日、指定の配送先にSIMカードが届くという仕組みです。

なお、このえらべるSIMは、購入後BIC SIMカウンターにて端末設定サポートやSIMのサイズ変更などのアフターサービスも行ってくれるようです。さすがにファミリーマートの店頭でサービスを受けることはないようですが、ビックカメラのリアル店舗が近くにある利用者は安心して使用できるでしょう。

最近はサークルKとのブランド統合で話題を集めるファミリーマートですが、都心、地方を問わず多くの地域にあるコンビニでSIMカードを申し込めるというのは、ぐっと利用者の利便性が上がったのではないかと思います。ヘビーユーザーのほとんどはネットで申し込みをしていると思いますが、今回はライトユーザー向けに、より踏み込んだ戦略を立てたと言えるでしょう。

なお、高速通信用データ量をリチャージできる「BIC SIMクーポンカード powered by IIJ」の販売も併せて開始され、こちらはBIC SIMとIIJ両ユーザが利用できるそうです。

コンビニ申し込みが次の主流?

筆者も知らなかったのですが、モバイル回線系がコンビニ販売されるのはこれが初めてではありません。2013年より、NTTコミュニケーションズ「OCN モバイル ONE」のプリペイドSIMカードがローソンで販売されています。これは、約3,000円で一定期間、あるいは一定容量に達するまでサービスを利用できるものです。

お試しや一時的な出張などにニーズはあったと思いますが、いまいち認知度が低かったのが事実だと思います。また、音声通話や長期契約はできなかったため、今回の「ファミマSIM」とは毛色が違ったのかもしれません。

とはいえ、業界大手のIIJもコンビニ販売を開始したことで、他の主要MVNOも販売に乗り出すかもしれません。今後に期待が持てます。 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です