ついにイオンがMVNOに参入


aeon-mobileかねてより、イオングループは格安SIMに積極的に協力していましたが、日本通信など他社のサービスを販売していました。しかし、去る2月18日、いよいよ自社オリジナルの料金プランを取り扱うことを発表しました。

 

業界に激震?イオンモバイルがサービス化

自社プランとしてのイオンモバイルは、イオンリテール社により提供されます。これまで「イオンスマホ」として提供していたサービスは、日本通信やビッグローブ、IIJといったMVNOの商品を扱う販売代理店という位置づけでした。今回は、イオンがMVNO事業者となり、サービスを提供する格好になります。

もっとも、回線自体はIIJから2次卸を受ける格好となるようです。安定・信頼性に定評のあるIIJブランドと言う点で、安心できるのではないでしょうか。

料金プランは「データ系プラン」「音声プラン(データ通信+SMS対応)」に加え、音声1枚+データ2枚のSIMカードを利用できる「シェア音声系プラン」の3種類が用意されます。
データ系プランは月480円で1GB~月50GBで13,800円の計11種類、音声系プランは月1180円で500MB~月14,800円で50GBの10種類、シェア音声系プランは月1780円で4GB~月15,100円で50GBという、合計29種類のプランが用意されます。50GB超のプランというのはなかなか見ませんので、ヘビーユーザーも見逃せません。

他にはない「おもてなし」

イオンモバイルの大きな特徴は、「解約金なし、契約期間の縛りなし」ということ。大手はもちろん、MVNO事業者でもこれらは当たり前のように慣例化していますので、大変新鮮に映ります。

当たり前ですがイオンは小売店が本業。小売における顧客主義が徹底された結果でしょうか。MNPにも全国のイオン213店舗で即日対応、購入したスマホにも初期設定は店員が行ってくれるそうです。スタッフが自宅に訪問してトラブルを解決してくれる「出張サポート」も、有償ながら用意しているとのこと。端末故障時はイオンモバイルが一元受付し、代替機を出してくれるというのも3大キャリア並みです。

コストが合わないような気もしますが、そこは母体が超強力なイオンですから、スケールメリットを活かすのでしょう。プランが幅広すぎるのが気になりますが、今後大注目となりそうです。


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