MVNOサービスを利用していて困るのは端末の故障時。3大キャリアのように代替機を貸し出してくれるわけもなく、大変困ります。筆者ももちろん格安SIMユーザですが、先日端末が故障した際に苦労したため、家族に一台サブ機のスマホがあっても良いと考え、格安端末調査を行いました。参考になれば幸いです。
知名度の「g01」
まず最初に思い浮かんだのが、先日本サイトでもご紹介した「g01」。中国ZTE社の製品です。完成度は高く、代替機としては充分。Android5.0を搭載しているのも魅力です。
実売約10,000で買える製品としては十二分なのですが、LTEに対応していないことと、液晶の視野角が狭く、見る角度を変えると色合いが大きく変わるというレビューが多いことが気になりました。
値段重視の「BNP-500K」
次に検討したのが、BLUEDOT製の「BNP-500K」。同社サイトでは税込8,880円と言う大変な安価で売られています。
この製品はフランスARCHOS社の50b OXYGENというスマートフォンがもととなっているようです。
このお値段でIPS液晶ですので、g01で懸案であった視野角の問題はOK。この製品もLTE通信はできませんが、値段を考えると贅沢は言えないでしょう。
ストレージが4GBしかないので、アプリをガンガン入れたい方には向きませんが、LINE程度しか使わないという方には十分かもしれません。なお、Androidのバージョンは4.4です。
コスパ重視の「G620S」
色々調査を行う中で最も割安感があったのが、中国ファーウェイ社の「Ascend G620S」です。
前述の2機種に比べ、実売価格は\14,000~と少々割高です。
しかし、少し前まで2万円台で販売されていた商品ですので、コスパは抜群です。値下げは新商品の登場が原因ですので、特に心配することはありません。
LTE対応、IPS液晶、ROM8GBと、前述の2機種を超えるスペックですが、Androidのバージョンは4.4です。
結局のところ、執筆段階ではどれを買うか決めかねているのですが、コスパの良いG620Sに気持ちが傾いています。
今回の調査対象3機種は、どれも値段以上のクオリティがある良機種だと思います。
しかし、低価格機種の安定運用には、ある程度の知識が必要です。
端末検討には、ご自身の知識を考慮頂き、不安がある場合には3大キャリアの白ロムなど、高性能な端末を購入されることをお勧めします。