12月25日に、ソネットとコラボレーションしたSIMカード「0 SIM by So-net(ゼロシム バイ ソネット)」が付属する雑誌「デジモノステーション」が エムオン・エンタテインメントより発売されました。価格は税込620円です。Amazonやヨドバシカメラでは発売早々に売り切れになるなど大変な人気です。
0円維持が最大の魅力
「0 SIM」はデータ通信専用で、初期手数料、SIMカード代無料なのに加え0MB~499MBは毎月無料で利用できます。これはソネットの正規サービスでも存在しないプランですので、まさに本雑誌のためのコラボ企画でしょう。
これまでも、維持費が格安なプランとしては、日本通信の「基本料0円SIM」などがありました。こちらも、基本料金がかからないプランでしたが、1GB通信すると税別\3,600の利用料金がかかったため、「使わない月と使う月がはっきり分かれる」という利用者以外にはあまり恩恵がありませんでした。
これに対し、今回の0 SIMは500MBまでは完全無料とのこと。動画や画像を送受信すると厳しいですが、Twitterなどテキストベースのサービスなら十分な方もいるでしょう。また、Androidであれば、一定の通信料で通信を停止させる機能もあります。(Lolipop以降)また、そうしたアプリケーションも開発されているため、有効に活用することができるでしょう。
500MB超は少し割高…でも十分安い
500MBを超えた場合ですが、~2047MB(約2GB)は100~1,500円、2GB~5GBは1600円となります。最安値が売りのDMM.mobileでは、5GBプランは1,210円で提供されていることを考えると少々割高ですが、そもそも500MBまでの利用でとどめたい利用者がほとんどでしょうから、これは致し方ないかと思います。
SIMのサイズはnanoSIM。通信網はNTTドコモのLTEで、通信速度は下り最大225Mbpsとなっています。SIMカードの裏面に「有効期限:20160131」と記載されていますが、開通期限は2016年2月24日までとなっているそうです。何枚も買って差し替えれば無敵な気がしますが、利用は1人1枚まで、開通時にはSIMカード背面の「SIM電話番号」や「パスワード」、ユーザー情報とクレジットカードが必要としっかり対策されています。また、3カ月間連続でデータ通信の利用がない場合は自動解約となるので注意が必要です。
少々癖があるものの、維持費無料に惹かれるユーザーが続出。執筆現在ではすでに入手困難になり、オークションでの出品価格も高騰しています。この反響を受けて、各社がゼロ円プランを沢山出してくることを祈ります。