格安SIM通話定額サービス比較


YUKA150701468559_TP_V以前は、格安SIM=データ通信メインのイメージであり、通話定額プランがあったのはワイモバイルくらいでした。業務用としても利用している方や、カップルなど、通話を月間にある程度使う場合は必須品ですから、大手キャリアのガラケーと2台持ちをしている方も少なくありませんでした。しかし、現在では各社とも通話定額プランやオプションを用意しています。面倒な2台持ちから卒業できる各プランをご紹介します。

 


かけ放題にも色々  

3大キャリアの通話定額プランは、国際電話などの一部を除き全ての通話料が定額となるプランと、短時間の通話を何回しても無料だが、一定時間後は有料となるライトプランがあります。格安SIMの場合は、いずれかのプラン相当のオプションを提供しているのがほとんどです。さらに、昔懐かし「一定時間分の通話料をパック」としたオプションを提供している事業者も多いため、この3つから適当なものを選択することとなります。

まず、時間無制限で利用できる通話定額プランですが、Nifmoの「かけ放題プラン」(国内¥1,700/月、海外+国内\2,700/月)と、もしもシークスの「かけ放題フル」(国内¥1,800/月)、ワイモバイルの「スーパーだれとでも定額」(\1,000/月)の3種となっています。

ただし、Nifmoは通常の携帯電話回線ではなく、通信回線上に音声データを乗せるIP電話となっています。通信が安定していないエリアでは通話品質が劣る可能性がありますので注意が必要です。また、もしもシークスはIP電話ではありませんが、1日50回以上の通話や、60分を超えた通話など、度が過ぎる場合は制限を受ける可能性があります。完全な「通話し放題」「話し放題」ではないことは注意が必要でしょう。

ワイモバイルの「スーパーだれとでも定額」は、通話時間・通話回数のどちらも無制限となりますので、電話メインで利用したい場合はワイモバイルがおすすめです。

おすすめは短時間かけ放題! 

次に、短時間通話がかけ放題になるプランです。サービスを提供している事業者も多く、格安SIMではこのプランを選択することがおすすめです。表にまとめてみました。まずは、無料通話が5分以上のプラン。

サービス事業者 楽天モバイル OCNモバイルONE FREETEL IIJ mio もしもシークス  ワイモバイル
オプション名 5分かけ放題 5分間かけ放題 5分間かけ放題 誰とでも5分 かけたい放題ライト 各種プラン 
月額料金 850円 850円 840円 830円 850円 2,980円
無料通話の時間制限 5分 5分 5分 5分 5分 10分
時間制限経過後の料金 10円/30秒 10円/30秒 10円/30秒 10円/30秒 10円/30秒 20円/30秒
その他     初期費用として910円が必要 家族(同一ID)間は30分まで無料   オプションではなくプラン組み込み

この中でお勧めはIIJ。月額料金も安いのですが、IDを同じくする同一契約者との通話は30分まで無料となります。かぞくはもちろん、恋人にプレゼントするのもありかも。

次に、無料通話が5分以下のプランです。

サービス事業者 FREETEL IIJ mio
オプション名 1分間かけ放題 誰とでも3分
月額料金 399円 600円
無料通話の
時間制限
1分 3分
時間制限経過後の料金 10円/30秒 10円/30秒
その他 初期費用として910円が必要 家族(同一ID)間は10分まで無料

あまり数はありませんが、ごく短い通話しか行わない方はこちらのほうがお得でしょう。IIJは、このプランでも同一契約者との通話が10分までと長くなります。

次に、一定額の通話料がパッケージングされたオプション。こちらも図にまとめてみました。

サービス事業者 BIGLOBE SIM U-mobile mineo mineo
オプション名 通話パック60 でんわパック60 通話定額30 通話定額60
月額料金 650円 800円 840円 1,680円
無料通話分 60分 60分 30分 60分
時間制限経過後の料金 10円/30秒 10円/30秒 10円/30秒

20円/30秒

こちらは、BIGLOBEが圧倒的にお得。1回あたりの通話時間が月によりまちまちの方は、かけ放題系のオプションよりこうした通話パックのほうがお得です。

ご自身のライフスタイルや家族構成によって、どのプランがお得かは変わります。適切なプランを選択しましょう。