安くなるとはわかっていても、実際に自分はどのくらい安くなるのかは、やはり気になるところです。
格安SIM・格安スマホを使うと、大手キャリアと比べていくら節約できるのか金額を試算してみましょう。
スマートフォンを新しく購入する場合
ドコモでiPhone7(64GB)を現在のプランで新規契約した場合と、DMM mobileで格安スマホを新規契約した場合を、同等のプランで一覧表にしました。
大手キャリアの現在の料金は横並びなので、auでもソフトバンクでも同じ金額です。
大手キャリア(ドコモ) | 格安スマホ(DMM mobile) | |
---|---|---|
月額通信料金 | 5,500円 カケホーダイライトプラン1,700円 +SPモード300円 +データSパック(2GB)3,500円 |
1,380円+通話料金 通話SIMプラン(2GB) +通話料金20円/30秒 |
スマホ機種代金 |
600円 |
975円
|
合計金額(月額) | 6,100円 | 2,355円~ |
2年間総額 | 146,400円 | 56,520円~ |
月額金額では最大約4,000円の差があり、格安スマホなら約40%節約できることになります。2年間の総額で考えると、節約できる金額は最大で9万円にも上ります。
通話し放題のドコモ新料金プランに比べ、DMMは電話をかける分だけ通話料がかかりますが、それでもほとんどの人は1~2万円で収まるでしょう。
「スマホ機種代金」の欄を見ると、高価なはずのドコモiPhone7が600円の一方、DMMの格安スマホが975円ですから、むしろドコモが安いと感じるかもしれません。
ですが実際は、毎月4,000円も高い通信料を支払っている分の一部が、「月々サポート」という形で割引されているだけというトリックが、表で見比べるとよくわかるのではないでしょうか。
最大9万円の差が生まれるとは言え、iPhoneと格安スマホで比べているため、ある程度の金額差は当然とも言えるでしょう。そこで、次はiPhoneをドコモで使う場合とDMMで使う場合で比べてみましょう。
スマートフォンをすでに持っている場合
すでにスマートフォン端末(iPhone6s)を持っている人が節約できる金額を比較します。
端末の分割払いが終わった段階(2年以上経った段階)で、電話かけ放題なしのプランで大手キャリアを使い続けた場合と、その端末を使って格安SIMに乗り換えた場合で比べてみましょう。
大手キャリア(ドコモ) | 格安スマホ(DMM mobile) | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 0円 継続利用のため |
3,000円 |
月額通信料金 | 5,500円 カケホーダイライトプラン1,700円 +SPモード300円 +データSパック(2GB)3,500円 |
1,380円+通話料金 通話SIMプラン(2GB) +通話料金20円/30秒
|
2年間総額 | 132,000円 | 36,120円~ |
持っているスマホを使い続ける場合でも、格安SIMに乗り換えれば2年間で最大9万円以上のお金を節約できます。使い慣れた大手キャリアの高機能スマートフォンがそのまま使えて、しかも料金も安くなるわけですから、いいことずくめです。
格安スマホなら、自分に合った高速通信の容量を選べるのも大きなポイントです。表に2GBのプランを記載しましたが、大容量プランや、動画・音声配信サービスはカウントしないプランなど、自分の利用法に合った会社・プランを選択することができます。
大手キャリアは端末購入から2年間、端末代金の割引があります(2年縛り契約の解約金1万円もあります)。「割引がなくなるまでは、もったいないから使い続けないと…」と考える人も多いのではないでしょうか。
ですが、端末購入から2年間待つよりも、すぐに乗り換えた方がほとんどのケースで安く済むということも覚えておきましょう。
(詳しくは「格安SIMに乗り換えるタイミング」へ)