使えば使うほどお金がかかってしまうのが通話料金です。
よく電話を使う人は、この通話料金をいかに節約するかで大きな差が生まれます。
電話アプリを使えば通話料は半額以下に
データ通信は激安なMVNOですが、1分あたり約43円という通話料金は大手キャリアと同じ料金です。
大手キャリアが提供している通話定額プランは2700円(税別)ということを考えると、月に約68分以上通話をする人は、通話料だけで考えると大手キャリアの通話定額の方がお得ということになります。
ですが、毎月よく通話する人でも「電話アプリ」を活用すれば、通話料金を半額以下に抑えられます。例えば、LINEを入れている人同士なら、無料通話機能があるため、電話代の節約になります。
とはいえ、LINEを入れてない人に電話をする場合やお店などの固定電話、さらに仕事上の電話はLINEの無料通話を使うわけにはいきませんよね。
そこで、通常の電話の代わりになる代表的な電話アプリのメリット・デメリットを比較しました。電話アプリはそれぞれサービス内容が異なるため、自分に合ったアプリを選んでみてください。
一番使いやすい「楽天でんわ」
基本使用料 | 無料 |
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携帯電話への通話料 | 10.8円/30秒 |
固定電話への通話料 | 10.8円/30秒 |
メリット
- 使った分だけクレジットカード払いで、基本使用料も無料
- 自社の電話回線のため通話品質はベスト
- データ通信ではない通話のため高速データ通信容量を節約できる
デメリット
- 通話料は他のアプリと比べると高め
通話の代わりとして、もっとも違和感なく使えるのが「楽天でんわ」です。
料金は、携帯電話宛て、固定電話宛てともに、通常の電話通話料の半額。使った分だけがカード払いとなり、使わないときは費用がかかりません。
また、IP電話を使う他のアプリとは異なり、自社の電話回線を使うため通話品質は通常の電話と同等です。
IP電話ではないので、高速通信のデータ容量も使わないで済みます。2%分の楽天ポイントも貯まるのも、金額は小さいですがお得感はあります。
通話料の安さが魅力「LINE Out」
基本使用料 | 無料 |
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携帯電話への通話料 | 14円/分 |
固定電話への通話料 | 3円/分 |
メリット
- 通話料金がスマホ・固定電話・海外ともに最安。
- LINEアプリを入れている人が多いため、無料通話も使いやすい
デメリット
- プリペイド型なので事前にクレジットの購入が必要
- 電話番号が非通知になってしまう場合がある
LINEが提供するIP電話サービスです。
通話料金は電話アプリの中で最安のため、電話をよく使う方におすすめです。
欠点としては、通話をする事前にクレジット(有効期限180日)の購入が必要になること。
ドコモユーザーに電話をかけると、ドコモ側のセキュリティ対策により、番号が通知されず「非通知」になってしまうことも欠点です。
電話番号がもらえる「050plus」
基本使用料 | 300円 |
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携帯電話への通話料 | 16円/分 |
固定電話への通話料 | 8円/3分 |
メリット
- 使った分だけクレジットカード払いできる
- 050から始まる新しい電話番号がもらえる
デメリット
- 毎月基本使用料300円がかかる
- 090/080/070の番号で発信できない
NTTコミュニケーションズが提供するIP電話サービス。毎月300円で、050から始まる固定の電話番号がもらえるのが大きな特徴です。
そのため、通話SIMよりも安い「データ専用SIM」で、電話の発信・受信ができることがメリット。
新しい050の電話番号がほしいという人はもちろん、元々090/080の番号を持っていない新規スマホユーザーなら、050の番号を自分のメインの携帯番号として使い、格安でスマホを利用できます。
050番号の下4ケタを自由に指定できるサービスも、ちょっとうれしいポイントです。