海外で携帯電話を使う時、通話には大きなコストがかかります。特に仕事での出張の場合、通話する必要性は高いですよね。
海外に行く頻度が高い方は、初期費用がかかっても海外SIMや海外専用携帯電話を利用した方が、コストを大幅に節約できます。その方法をご紹介しましょう。
通話料の安さが魅力の「トラベルSIM トーク」
例えば、ドコモのケータイをハワイで使用した場合、ハワイ内、あるいは日本に発信した場合140円/分、着信するだけでも175円/分必要となります。SMS送信には、文字量に応じて50円からの料金がかかります。 そんな海外での通話で、コスト削減にぴったりなのが海外プリペイドSIMの「トラベルSIM トーク」です。
「トラベルSIM トーク」は、SIMロックがかかっていないSIMフリースマホに差して使うSIMカードで、海外用の新しい電話番号が使え、何より通話料金の安さが魅力です。
NTTドコモ | トラベルSIM | |
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同一国内への発信通話料(1分あたり) | 125円 | 97.5円 |
日本への発信通話料(1分あたり) | 140円 | 97.5円 |
その他の国への発信通話料(1分あたり) | 265円 | 97.5円 |
着信通話料(1分あたり) | 175円 | 0円 |
国際SMS送信 | 50円~ | 13円 |
トラベルSIMは、アメリカ、ハワイなど、対象となる100か国以上で、着信が無料となるのが大きな特長です。電話をかける場合も、対象となる100か国宛の場合、97.5円/分で、キャリアの通話料金よりも大幅に安い料金設定です。
「トラベルSIM トーク」は通話SIMの購入に7,000円という初期費用がかかりますが、一度購入すれば、月額料金は0円で、海外用の電話番号をずっと保有でき、着信も無料のためいつでも電話が受けられます。SIMフリースマホは1万円程度で購入できる時代ですから、海外向けの電話番号がほしいという方にはぴったりです。
余談ですがSIMフリースマホは、訪問する国の周波数に対応した端末であることが必要です(アメリカであれば850MHzと1900MHzに対応していることが必要)。ほとんどの場合問題になりませんが、念のため確認しておくと良いでしょう。
「モベル」の海外用携帯電話もお得
SIMカード単体ではなく、格安の海外用携帯電話(3,996円〜)をセット販売しているのが「モベル」です。こちらも携帯電話を購入した後は、月額料金0円で電話番号を持ち続ける事ができます。
世界共通で使える携帯電話の全体的な通話料は「トラベルSIM トーク」よりも高めですが、アメリカ専用、中国専用の海外用携帯電話は「トラベルSIM トーク」より安めの料金になっています。1か月データ通信使い放題で5,550円というプランも魅力です。
携帯電話もいっしょに購入したい方、よく行く渡航先がアメリカまたは中国に決まっている方は、「モベル」も検討するのがおすすめです。
「トラベルSIM」と「モベル」はどちらも初期費用がかかるため、短期間の旅行用といった一般向けのサービスではありません。ですが、ビジネス用途や留学、ワーキングホリデーなどでスマホを安く使いたいという人にとっては、知っていれば大きなお金を節約できる貴重なサービスと言えるでしょう。