docomo withと格安スマホ、どっちがお得?


NTTドコモの「docomo with」が話題になっています。長く端末を使えば使うほどお得になるこのプラン、格安SIMとどっちがお得なのでしょうか?

 

 

ずっと月額1,500円引き! 

docomo withは、対象機種「Galaxy Feel SC-04J」「arrows Be F-05J」のいずれかを購入した際に選択できる新プランです。端末を購入後は、半永久的に1,500円の割引が行われます。

この割引は、docomo with対象外の機種に機種変更するまで続きます。これまでの「端末購入サポート」は約1年の契約を前提とした一括割引、「月々サポート」は2年契約を前提とした月額割引でした。この新プランでは長く契約すればするほど特になります。端末代金いずれもは3万円前後のため、2年前後が損益分岐点となります。(30,000÷1,500=20=1年8カ月)

具体的に料金を計算してみましょう。一人で使用し、最小限のプランで契約した場合、内訳は下記の通りとなります。

カケホーダイライト(1,700円)+docomo with(-1,500円)+データSパック(3,500円)=3,700円

格安SIMを意識したかのような料金設定ですが、やはりなかなか同レベルというのは難しいようです。長期契約者の場合はここから「ずっとドコモ割」が600円引かれますが、それでも3,100円。データSパックは2GBしか通信できないため、割高に感じます。

ドコモの手厚い店頭サポートを希望する場合や、諸事情からどうしてもドコモから移行できない人にはお勧めですが、金額ベースではまだまだ格安SIMに分があると考えて良いでしょう。

 

白ロム・中古端末に期待

このdocomo with、副次効果として生まれているのが、白ロム・中古市場の活性化。前述のarrows Be F-05Jは、現在オークションで2万円前後で取引されています。ドコモ製のミドルスペック端末がこの価格で買えるというのはなかなか魅力的です。

永続的に1,500円の割引を受けられることは魅力的ですが、人気のApple、SONY製端末が対象でないことから、プランの契約のみを目的とした売却者が多いことなどが理由と考えられます。

今後もdocomo with対象機種は増えていくということですので、市場に端末がだぶつき、取引価格が安くなる可能性は十分にあると考えられます。格安SIM利用者も、こうした点で恩恵を受けることができそうです。


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