DMM.com再度の追随値下げ!


dmm-mobileDMM.comは、同社の提供するMVNOによる通信サービス「DMM mobile」において、データ通信用SIMカードのプランを値下げすることを発表しました。

 

わずか10円でも最安は最安!

今回値下げされるのは1GB、5GB、10GBのプラン。先日ご案内した「DTI SIM」への対抗値下げと考えられます。
値下げ適用は9月30日15時からすでに始まっており、既存ユーザーには10月分から新料金が適用されます。

今回の値下げによって、「1GB データSIMプラン」は月額630円(税抜、以下同じ)から月額90円に値下げされます。
同様に5GBは月額1,270円から月額1,210円に、10GBは月額2,250円から月額2,190円に値下げされました。
DTIは1GB月額600円、5GB月額1,220円、10GB月額2,200円と言うプラン設定でしたので、それぞれわずか10円ながらも業界最安値を更新したことになります。

同社は、MVNO事業について、各プランを業界最安値で提供する方針を表明しており、事実、再三再四、他社のプランに対抗しての値下げを行っています。
今回の値下げにより、同社の全20種類のプランがいずれも業界最安となったと発表しています。

金額としてはわずか10円の差ですが、「最安値」と「業界2位の安さ」では訴求力に大きな差があるのは歴然です。
また、「DMMを契約していれば常に最安値で利用できる」という安心感は、利用者には心強いものと言えるでしょう。

 

そろそろ見えてきた限界価格

今回の値下げでは、無限にすら感じられたDMM.comの体力に対して、そろそろ余裕がなくなってきたかな?という印象を受けたのが率直な感想です。
Docomoからの回線卸価格がどれほどのものかは存じ上げませんが、激化する格安SIM競争により、損益分岐点に限りなく近づいてきたのは事実でしょう。
価格が安くなるのは消費者としては嬉しいですが、サービス品質が落ちてしまっては意味がありません。

これからのMVNOサービスは、キャリアよりも安い価格で提供されるのは当たり前のことですが、価格以外の部分で付加価値を付けていくことも求められるでしょう。
一部で提供されている端末補償や即日MNPなどは好例かと思います。

 


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